2010年6月27日日曜日
ohta 2010 aw collection 安息の場所
多くの情報や環境が混在する現代だからこそ、『帰ることのできる場所』の大切さを感じます。
『帰ることのできる場所』というものは、場所だけを指すものではなく、
自分をとりまく穏やかな環境や、暖かい人間関係を含めて存在します
多くの人々にとっては『家族が待っている家』ですが、その場所は生き方の数だけ様々です。
遊びに疲れた子供にとっては、家路を照らす『明かりの灯る街の景色』かもしれません
家事に追われる母親にとっては、『束の間の休憩を共にする座り慣れた椅子』かもしれません。
社会のうねりに抗い続ける人にとっては、『静かに流れる川のある風景』かもしれません。
それら全てを内包し、それぞれの思いを描く場所を『安息の場所』と名付けました。
私たちは傍らにある大切な存在の価値を知りながらも、その実感がだんだんと薄れてしまいます
しかし、その場所はいつも私たちを温かく迎え入れ、乱れた心は清らかに流れ始め、やがて瞼は瞑ってしまうのです。
心が孤立してしまった時、『安息の場所』の温もりに身を委ね、全身全霊を任せて安らかに眠りたいと思います。
そして静かに目覚めたのならば、情報で混沌とした今を、ゆっくり、優しく、毅然と歩いてゆきたいです。
それぞれに想いのこもる場所があるから 静かな夜を迎え 明日も生きていくことができる
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